長寿国日本
子育てをほぼ終え、私もアラフィフとなりましたが
今現在でも 私の周りで 母親を亡くした人は 一人くらいしかいません。
他は皆 未だご健勝。
うちの旦那も 母親は健在です(父親は3年前他界)。
母との死別後、 友人たちに対して大きな心の壁に苦しみながらも
いつか 自分の母親が亡くなった時がくれば
私の気持ちを理解してくれると思っていました。
まさか
わが子が成人するほど時が流れても
まさか
こんな状況だとは。
最近でも驚くべき光景を見たことがあります。
近所のママ友宅の庭で 母親とおぼしき老人が一人
雑草を抜いたり 花を剪定したりといった作業をしていたのです。
それが長時間の労働であろうことは 足元に山積みになっていた草木の量で
簡単に推測ることができました。
そのママ友の実家は 車で40分くらいの場所。
ママ友自身、結婚後パートですら働いたことがありません。自宅でピアノ教室の先生をしていますが、少なくとも午前中は 毎日時間があるはずです。
なのに わざわざ 70も超えた母親に庭掃除をさせるなんて…。
じぶんでやれよ!!!。
そのひとは 子供が小さい間も 旦那さんが長期出張など不在がちだったとのことで
実家に入り浸りだったと話していました。
親が生きているうちは どうしても 子供の部分が抜けきれないものだろうと思います。
逆に言えば 親が亡くなった時 否応なく精神的成長をせざるを得なくなるともいえるでしょう。
つまり ここ
二世代くらいに渡り 長寿国日本では
子供が子供を育てていることになるのかも。
離婚したり ご主人と死別した ママ友も 増えてきていますが
それこそ 皆 実家頼り。
子供を親に任せて 彼氏とデートなんてよくある話です。
子供を抱え大変なことは 百も承知です。
それでも 実家に頼るという選択肢があることが
心の底から 羨ましい。妬ましい。
心の狭い 私です。