2021-09-01から1ヶ月間の記事一覧
長男が1歳半になったころ、 今度は富山への転勤が決まりました。 しかしそれは 富山の現場が始まる前に 暫く石川県、志賀原発内の現場で 仕事をしてほしいという内容でした。 私たちはとりあえず 富山で新居を借りて、 主人は平日、志賀原発付近にある 会社…
今、私の働いている派遣の職場に57歳の女性がいます。 彼女は仕事上のパートナーで、お昼ご飯を一緒に食べています。 彼女は男の子と女の子のお子さんがいて 多分上の子(長男)は30歳くらいなのだろうと推測します。 長男さんは 高校2年の終わり頃、中…
長男が1歳になる少し前、 主人は自宅から近い現場が終わり 今度は車で1時間半ほどかかる現場に 異動になりました。 出勤が早くなり、帰るのも毎日10時以降です。 こうなると 評価されるのは主人の方で 私が辛い思いをしているという事実は わがまま以外…
主人の現場は、新居から15分くらいの所です。 主人は携帯、私はPHSでメールを使用していたため、 いつでも連絡がつく状況だったのが 当時の私にとって唯一の支えでした。 もともと建設業界は残業、土曜祝日出勤は当たり前の業界です。 それに加え、主人の…
長野の生活で まず思い浮かぶのは 高く青く澄んだ夏の空と 深夜暗闇の中浮かぶTV画面 エンドレス ”おかあさんといっしょ”(録画)でしょうか。 長男は 泣く、暴れる、寝ない 三拍子そろった赤ん坊でした。 昼も夜もぐっすり眠ることはなく 寝ているように見…
当時住んでいた私たちの郷里から 長野は高速を使って 5時間位かかる所でした。 主人の支店異動は 就職してから初めてです。 今まで郷里付近での 現場ばかりだったので なぜよりによって この時期に… と私は戸惑いを隠せませんでした。 とはいえ 母親を亡く…
私たち夫婦は、産後2週間で 主人の現場近くに借りている 賃貸アパートへと戻りました。 食事はお弁当、 洗濯や掃除は私がしなくてはいけませんでしたが 義実家にいるときよりは 細切れながら 格段に眠れるようになり 少しずつ 体調が回復していきました。 主…
長男出産を振り返ってまいりましたが 余りにも暗い内容が続いているので 現況の報告でもしようかと思います。 長男は慶応義塾大学を卒業し、 就職2年目で地方配属中。 田舎気質の優しい方々に 色々助けて頂いているみたいで 親としては感謝しきりなのですが …
溜まった母乳を出すよう努めたおかげか 翌朝には熱が引きました。 主人や義両親に仕事を休ませずにすんだので、 ほっとしたのを覚えています。 ただ肌荒れのため、どうにも授乳が出来なくなり 搾乳して哺乳瓶で飲ませることにしました。 …搾乳も当時の自分に…
退院後数日たつと、義母がイライラし始めました。 子供が産まれる前と生活自体は変わっていないのですが 洗濯の量など家事が増えたのが原因でしょう。 なんだかんだ言って産前は私が洗濯をしていたし、 夕飯も準備と後始末を毎日手伝っていたので 家事の負担…
義実家での1日目。夕方になって、やっと主人が仕事から帰ってきました。 退院してから半日余り、 慣れない布おむつと綿(わた)のおしりふきを使った作業が私を苦しめていました。 (綿(わた)を引き裂いて何個手作りしても あっという間になくなってしまう…
産後の痛みと疲れがとれないまま、義実家での育児が始まります。 結果から言うと ・義母は年度末で仕事が忙しいと一日も仕事を休みまなかった。 つまり子供のお世話は完全に私一人。 家事が大変だったせいか、夜も全く手伝ってもらえない (これは仕方ないで…
出産後退院まで義母は仕事が忙しいからと一日も来ませんでした。 退院は翌週土曜日。9日間も入院させてもらうことができました。 他の方のお産が詰まっていなかったせいか、 退院の日にちを少し遅めにしてもいいよと 婦長さんが言ってくれたおかげです。 婦…
私にとって 子供を産むという事は ドラマや漫画、小説によって想像していたものとは全く違うものでした。 ・私は陣痛に間隔が無かった(因みに次男も)。 ・破水の感覚が分からなかった(二日目午後あたりから続く大量の出血ため?)。 ・嘔吐あり。 ・出産…
土曜夜八時半ころ やっと子宮口が全開になり 分娩室に運ばれることとなりました。 「赤ちゃんはお父さんが来るのをまってたんやの」 と看護婦さんが声をかけてくれます。 大学病院だったためか、 基本方針が自然分娩で 陣痛促進剤を使わないことは了承済でし…
ただただ 寂しいのです。 約25年前から続く孤独感は そのままです。 母親の死という経験は 共感の限界という大きくて高い壁を 嫌というほど認識させるものでした。 人が分かり合うことは不可能。 仮に同じ経験をしていたとしても 環境が変われば状況も違っ…
木曜夜に入院した私は、一睡もせずに朝を迎えることになりました。 翌日金曜 主人が仕事を休んで朝から病院に付き添ってくれました。 私は午後を過ぎたあたりから、 痛みが増していき 出血も増えていきます。 ただ想像と違っていたのは 陣痛の間隔が全く無く…
三月中旬、予定日より1週間ほど早く 少量の出血(下血)がありました。 いわゆる おしるし という出産が始まる合図です。 数日前 わたしは義母に 「私は生理周期が短いので お産は早まるかもしれない」 と 話したところ 「初産は予定日より遅くなるに決まっ…
出産予定日は3月末。 産後は義実家にお世話になることになっていたので、 予定日の1ヶ月前から 私は義実家(義両親と当時まだ健在だった義祖母)に泊まり込むことになりました。 主人の仕事現場(私たちの居住アパート)は、 義実家から車で1時間半ほどの…
私は結婚式を挙げた次の月には妊娠しました。 正直 こんなに早く子供を授かるとは思っておらず、 主人の家族との関係も まだまだ他人行儀だったため 不安の波がどっと押し寄せてきます。 妊娠したことを 怖いなんて思ってしまうのは 子供がかわいそうだ。 そ…