母親がいない母親が子育て終了~アラフィフ回顧録

頼れる人がいない結婚生活は大変でした

孤独な育児⑫~長男2歳

お昼の12時ごろ、主人と子供を家に置いて、

私は久しぶりに一人で夕飯の買い物に行きました。

臨月なので自転車などはもちろん乗れません。

歩いて駅周辺のスーパーへ行って

1時間ほど経ったでしょうか。

 

 

家に帰ってドアを開けようとすると

 

鍵がかかっています。

 

私が出かけた後、主人が締めたんだなと

最初は深く考えませんでした。

 

私は家のインターホンを何度も鳴らします。

 

 

しかしドアが開く様子はありません。

 

二人とも寝ているの????。

そうだとしても

これだけ鳴らせば起きてくるんじゃないの?????。

 

まさか二人だけで

義実家に帰省した????。

 

私はマンションから歩いて2.3分の所にある

契約駐車場へ主人の車を見に行きました。

 

車はあります。

(ちなみに主人は帰省するなら絶対車派の人です)

 

 

途方に暮れた私は、

とりあえず駅周辺にあるケンタッキーへ行って

時間をつぶすことにしました。

「もしかして

 二人で近所の公園にでも行っているのかもしれない…」

「まさか新幹線で義実家に帰った???」

 

 

それから私は

大きいお腹を抱えて

家と駐車場と駅周辺の座れるお店を

何度も往復することになります。

家では何度も何度も

インターホンを鳴らしました。

臨月のお腹で

何時間も横にならずにいる状況は

大変つらいものでした。

 

 

気が付くと

夕方の5時を過ぎています。

 

そのとき、ふと

マスターキーを作るお店を見つけました。

(本当に駅周辺に住んでて良かった!。

 因みにこのお店、今はもうありません)

中に入って事情を説明し、

鍵を開けることが出来るか聞いてみました。

 

すると

1万円ほど掛かるが出来るとのこと。

そのとき偶然にも手持ちがあったので

お願いすることにしました。

 

薄暗かった様子を覚えているので

午後7時前くらいだったでしょうか。

 

開錠してもらいドアを開けると

玄関にはいつも使っている

主人と長男の靴が

ありました。

 

暫くすると薄暗い奥の方(電気もつけてない)から長男が

「ママー」と

走って駆け寄ってきたのでした。

 

 

 

【今日うれしかったこと】

・赤いTシャツを買った(家で気分を上げる用)。

 

 

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孤独な育児⑪~長男2歳

主人がお盆に帰省の提案をしてきたのは

臨月に入ったばかりの頃でした。

 

いつ生まれてもおかしくないのに、

なぜ義実家に行かなくてはならないのか?。

急に産気づいたらどうするつもりなのか?。

 

やはり主人は何も考えていないのです。

 

義実家にいって

余計な神経と体力を使うくらいなら

貴重なお盆の休みの間

こっち(関東)で主人に子供の世話を手伝ってもらって

私こそが少しでも休みたいという心境でした。

一日千秋の思いで主人の休みを待っていたのは

私の方だったのかもしれません。

 

 

1時間でいいからぐっすり寝たい…。

 

 

ただそれだけでした。

 

 

お盆に入った1日目。

本当に帰省をしないのかと

主人に問い詰められます。

私は嫌だと突っぱねました。

この時、怒鳴りあいの喧嘩をしたのを覚えています。

 

 

 

12時ごろ、

気まずい空気で

家にいるのもいたたまれず

主人もいることだし、

長男を置いて

久しぶりに一人で夕飯の買い物に出かけました。

 

 

 

 

 

 

 

鍵を持たずに。

 

 

部屋を出ると

そこは34度の灼熱の空気。

(何年か前、ふと思い立って

 ネットでこの日の気温を調べたので間違いありません)

さんさんと照り付ける太陽、

青い空に浮かぶ白い雲の下、

うだるような暑さが体にまとわりつくようでした。

 

 

【今日うれしかったこと】

 ・仕事の時間が早く感じた。

 ・半年以上高くて見ているだけだったケーキを買った。

  とても美味しかった。

 ・次男が今日も洗い物をしてくれた。

 

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孤独な育児⑩~長男2歳

今思うと 主人は

義実家とのいざこざを恐れていただけでなく

主人自身が

一人になりたかったのだろうと思えます。

疲れて帰ってくるたび

文句ばかりの妻がいたら

確かに心が休まるはずがありません。

頼れる実家のない私と結婚したことを

後悔しているようにも見えました。

 

しかし、

 

そもそも何も考えず

このタイミングで一方的に妊娠させたのは主人です。

(詳しくは表現しませんが本人も自覚アリ)

私が長男出産時あれほど傷つき、

今現在もこんなに大変なのに、

 

父として、夫としてフォロー出来ないというならば、

そもそも妊娠しないよう配慮しろ!!!!。

 

仕事が忙しいのも分かる!。

プライベートの時間が欲しいのも分かる!

(私なんて2年丸々そんな時間はない 髪を切りに行くときだけ)

だったら、私たちはまだ若いんだし

二人目は数年先で良かったじゃないか!!!

 

私から見て主人はまだ、子育てに対し

TVや漫画の世界に毛が生えたような認識しか

持ち合わせていないように感じられました。

 

 

そのとき怖かったのは

二人目を妊娠したことを純粋に喜べない自分と、

果たして生まれた後

二人をきちんと育てられるのかという恐怖。

当時、虐待で子供を死なせてしまったニュースが

散見されていました。

果たして自分がそうならないと言えるのか…。

 

 

 

 

その後も主人は

義実家から何回か地元で出産するよう

促されていたようでした。

どうやら義母は職場の人に

色々言われていたみたいです。

「長男産んだ後、一日も会社を休まなかったんやで

 そりゃ、お嫁さん辛かったわの。

 どんなに大変やかって

 頼ってくるわけないわ」

といったところでしょうか。

 

 

私は無視し

ガイド本に載っていたママさん向けヘルパーの登録会社に

予約をしました。

住んでいる場所が首都圏で

かつ駅から5分の好立地であったことは

今考えると、不幸中の幸いです。

もし富山のような田舎に居たままだったら

こんな会社すら存在せず

途方にくれていたかもしれません。

(田舎ディスりではありません。わたしも田舎出身です)

 

 

このころになると 

いよいよお腹も大きくなって苦しくなり

熟睡出来ない状況に加えて

長男のアトピーが悪化の一途で

夜も昼も、ますます眠れない状況になっていました。

起きている時もずっと顔や頭を掻いているので

責められているような気分になります。

 

 

 

とにかく寝たい。

1時間でいいから熟睡したい。

お腹がつらい。

眠りたい。

眠りたい。

 

母親が生きていてくれたら。

母親が生きていてくれたら。

 

帰りたい。

帰りたい。

 

…どこへ?。

 

 

 

頼る人のいない私、

そして主人も

日々イライラが募っていくばかりでした。

 

 

 

 

 

そしてお盆、

次男の予定日が9月上旬にもかかわらず、

主人は義実家に帰省するよう提案してくるのです。

 

 

 

【今日うれしかったこと】

 ・次男TOEIC受験。ピリピリモード終了。

 ・庭の手入れをした。

 

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孤独な育児⑨~長男2歳

引っ越してきた社員(家族)寮は、

駅から徒歩5分ほどの好立地に立つ

4階建てのマンションでした。

 

 

実は、私は新卒の時、

地元で あるメーカーの孫会社に入社したにもかかわらず

不景気で業績が悪くなってしまったため

親会社のある関東圏に

逆出向させられた経験がありました。

これは私にとって大きなアドバンテージで

もし初めての関東だったなら

都会に気後れしてしまって

いよいよおかしくなっていたと思います。

 

主人は寮から車で1時間ほどかかる

東京の端っこの現場へ通うことになりました。

主人の方こそ初めての都会で

田舎の訛りも残っていたし、

仕事をするとなると

心理的に大変だったかもしれません。

 

 

いよいよ生活が始まり

まずは産婦人科の病院を探さなければと

住居エリア限定ママ向けガイド本を購入します。

そこに載っていた近くの産婦人科何件かにあたりをつけつつ、

公園で子供と遊んでいたお母さんに

声を掛けて話を聞いて

近場の病院に決定しました。

 

私と長男のアトピーの病院は

総合病院に通うことにします。

 

日にちが経つにつれ

あっという間にお腹が大きくなっていきます。

長男も成長して

体重も軽く20キロを超えていたので

抱っこするのも一苦労です。

2歳を超えたら

少しは聞き分けも良くなるのかと

期待していましたが

そんなことはなく(当たり前)

相変わらず、買い物に行っても

カートに乗るのを嫌がって

ひたすら走り回るため

大きいお腹では

買い物自体が大仕事でした。

 

主人の仕事はというと

やはり土曜も出勤の日々です。

そして

親交を深める為なのかもしれませんが

相変わらず月に1回は

ゴルフに行っていました。

(つまり家族と過ごす日は片手以下)

ゴルフに関しては

当時かなり喧嘩をしていたと思います。

 

 

8か月になったころ、

いい加減出産時にどう対応するか

相談を始めました。

私は、義実家にお世話になる気は無いと言い、

こちらでヘルパーさんを頼むことを提案しました。

こちらも地元のガイド本を見て調べたものです。

1時間1500円で

毎日2時間3000円を3週間ほど。

私と主人の帰省費を考えれば同じくらいの経費です。

買い物と夕飯つくりだけしてもらって

後は自分でやるつもりでした。

 

しかし義実家から反対されたのか

主人は義実家の世話になれと言ってきます。

自分の現場は当時、東京ですから

産後私に長男と二人きり、

向こうの家で過ごせというのです。

どうせ、義母は仕事に行ってしまうのだから

向こうで産むメリットなんて無いじゃない!!!。

 

 

そう私は反論しました。

 

 

 

【今日うれしかったこと】

 ・羽海野チカさんの三月のライオンという漫画16巻を読んで

  号泣(特に前半)。

  この漫画で描かれる”幸せとは何か”への表現は

  いつも私の胸に突き刺さります。

 ・明るい日差しの中、2時間ウォーキングした。

  

  

 

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三度目の転勤~長男2歳

やっとつわりが治まりはじめた3月、

長男は2歳になりました。

当日は二人きりだったのでしょうか。

それとも週末にずらして

主人と3人で何かしたのか。

お祝いをしなかったはずはないのですが

正直、記憶がありません。

 

昨今、記録に残すことが容易な時代になり

You Tubeの赤ちゃん動画などを見たりすると

切ない気持ちになったりもしますが、

(楽しく育児が出来なかったという後悔と懺悔の気持ち)

かといって 今また同じ状況になったとしても

まめに記録に残せるような

精神的、体力的余裕は

やはり無かったと思います。

最良の育児ではなかったけれど

最善の育児はしたつもり…

そう自分に言い聞かせ

無理やり納得させるのでした。

 

 

 

長男2歳の誕生日から暫くして、

なんと

主人から3度目の転勤を言い渡されました。

今度はエリアも変わって

関東への異動でした。

 

 

 

は?。

 

 

 

暫くしたら富山の現場が始まって

一緒に住むんじゃなかったの???。

何のために約半年

私と長男は二人きりでここに住んでいたの?。

 

 

以前 産後2か月で引っ越しをしたけれど

今度は妊娠4か月で引っ越し???。

また重い荷物を動かす作業を

ほぼ一人でしなくてはいけないの???。

 

また知らない土地で

産婦人科の病院どうするの?????。

私や子供のアトピーの病院も

また探さなくちゃいけないじゃん!!!。

(何度も言いますが、当時はそれほど

 インターネットが普及していない)

 

 

 

結婚するまで約5年、

ずっと地元で働いていたのに

結婚して出産した途端、

なんでこんなに毎年毎年

引っ越ししなくちゃ

いけないの????。

 

 

多分当時も主人には、たくさんの文句を言ったと思います。

バブルがはじけて7年くらい経ったころでしたが

いよいよ地方の現場が減ってきて

全国の社員が関東に異動しているんだと

説明されました。

 

 

私に何か

選択肢があるわけでもありません。

 

仕方なく、引っ越しの準備を始めます。

今度は社員(家族)寮があるエリアで

アパート選びをしなくて良かったのだけは

幸いでした。

(因みに今現在住んでいる場所も

 同じ最寄り駅の範囲となります。)

 

 

 

時期は確か3月末か4月頭、

異動はGWが普通なのに、少し早い時期でした。

長岡へ向かう特急を待つ間、

(長岡から新幹線乗り換え。

 まだ北陸新幹線は開通していなかった)

長男が寒くないよう厚めの服を着せていたのを覚えています。

 

 

 

いよいよ関東での生活が始まります。

 

 

 

【今日幸せだったこと】

 ・【今日幸せだったこと】についてコメントを頂いた。

 ・気分を上げるため庭に植える赤い花を買った。

 ・次男の夏休みが昨日で終了

  (とはいえ10月中はオンライン)。

 

次男妊娠~長男1歳

主人が志賀原発(石川県能登地方)勤務のため

平日は 

富山で長男と二人きりの生活をしている最中に

妊娠してしまいました。

 

正直な話

長男の時と同じく

予期しない妊娠でした。

 

まず最初に思ったのは

 

二度と

義実家の世話にはなりたくない!!!!

 

という事です。

 

 

妊娠、出産、産後を甘く見ていた前回と違い

今回は自分の心と体を優先しようと

固く決心しました。

義実家にいても

長男産後の時のように

熱が出ている時でさえ助けてもらえないのなら

何の意味もありません。

 

 

 

ただ今回の出産時、

長男はどこに預ければいいのだろう。

主人に最大3日くらいは休んでもらっても

その後、どうすればいいのか…。

大きな課題が浮上します。

 

 

正直、こんな時期に妊娠させられて(?)

主人を恨めしく思う気持ちも沸き上がります。

なんとなく子供は二人産むものだと

考えていましたが(古い昭和の考え)

できればもう少し

長男の手が掛からない時期が良かった。

まだ1歳10ヵ月じゃ

言葉もろくに話せないし、

おむつだってまだまだとれない。

 

 

主人はいつも

何も考えていません。

 

場当たり的でした。

 

専業主婦なんだから

なんとかできるでしょ。

 

思えば結婚して約25年、

ずっとそうでした。

(パートをしてても同じ)

 

 

 

その後、私はつわりに耐えながら

一人で子供の世話をすることになります。

歩き回るようになり

じっとしていることがないので

大変です。

また日中、会話をする人がいないのと

(真冬で雪のため公園は行けない。

 土地勘が無く、児童館の所在が分からない。

 今ほどインターネットは普及していないので

 情報不足)

どんよりとした雪景色は

私の心を曇らせるばかりでした。

 

 

そう言えば一度、義実家を訪問しましたが

長男の時と同様

「つわりは気のせい」

発言をされ、

苦笑してしまったことを

覚えています。

 

 

【今日幸せだったこと】

 ・スイカを食べた。

 ・仕事で面白いお客様がいて上司と笑った。

 

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富山での生活~長男1歳

長男が1歳半になったころ、

今度は富山への転勤が決まりました。

しかしそれは

富山の現場が始まる前に

暫く石川県、志賀原発内の現場で

仕事をしてほしいという内容でした。

 

私たちはとりあえず

富山で新居を借りて、

主人は平日、志賀原発付近にある

会社の寮に住むことになりました。

週末は富山に帰りますが、

基本平日は私と長男のみの生活です。

志賀町富山市内は車で2~3時間くらいだったので

平日でも仕事が早く終わった時など、

富山に戻ってきてくれるときもありましたが。

原発は半公共事業だったせいか

 仕事上りが割と早く

 土日も休みが多かった印象があります)

 

 

富山の印象と言えば

重く暗い空と雪です。

 

長野も雪は降っていましたが、

どちらかというと

湿り気の無い軽い雪で、

日中は光に反射して

キラキラと明るい雪景色の印象が強いです。

 

この頃は、長男もやっと人間らしくなってきて

さすがに一日中泣くという事はなく、

おむつもパンツ型になり、

食べるものも大人と同じで良くなって

体力的にかなり楽になってきました。

 

ただアトピーだったため、

長男はちょっとでもイライラすると

頭や顔を掻いてしまいます。

発疹も所々にありました。

また買い物など

絶対おとなしくカートに乗ってくれないので

(乗せていてもすぐ腰を浮かし

 降りようとするのでとても危ない)

いつも目を離すことが出来ませんでした。

 

 

 

 

富山には土地勘が無く

今と違ってナビも無いので

行動範囲はかなり狭いものだったと思います。

たまに近くの公園に行っても

ママだけ付き添いというパターンが

殆ど無く

おばあちゃんとママと子供というパターンが

殆どだったというのが

とても印象的でした。

この状況は

新参ママにとって本当に厳しく

いよいよ私は平日、

店員さんぐらいしか

会話をしないという状況になっていきました。

 

 

年が明けて1月、

長男が2歳になる少し前、

私は次男を妊娠します。

 

 

【今日うれしかったこと】

  ・子供が夜ご飯に焼きそばをつくってくれた。

  ・パイナップル丸ごと1つが200円だった。